森づくりにトライしよう!憩いの森鉢形|おやまグリーンアクションプロジェクト森づくり(11月30日実践編)

2024年11月30日に憩いの森鉢形(小山市鉢形)にて、おやまグリーンアクションプロジェクト森づくり編が開催されました。

今回は実践編ということで、自然豊かな森を歩き、竹を切ったり、落ち葉さらいをしたり、森づくりにトライ。当記事では当日の様子をお伝えします。

自然を感じながら歩く森の中!あたり一面は草木と竹!

まずはじめに、集合した参加者はキラ星農園の篠崎さんをはじめ、一緒に森を整備されている
方々に案内してもらいながら森の中を歩くことに。

キラ星農園(園長) 篠崎 尊久さん

小山市内で様々な種類の野菜を栽培しているキラ星農園の園主。安全安心な野菜を育てるため、農薬を使わず自分の目が届く範囲で丁寧に育てており、市内だけではなく東京圏の飲食店でも愛用されている。農業を通して自然と向き合う中で、「人や動物、植物が共存共栄共生できるような場を作りたい!」と2020 年から憩いの森の管理をスタートし、 仲間たちと一緒に森づくりに取り組んでいる。

人が歩ける程の道ができていましたが、整備前は草木が生い茂っていたとのこと。

野菜を保存するための「ムロ」や昔使われていた蔵の名残を見たり。

原木椎茸(げんぼくしいたけ)を育てている様子を見たり。

その後、竹の生える場所へ向かう参加者。マダケと呼ばれる種類の竹が伸びている場所へ。

森ではカキ、クリ、イチジク、山椒なども実るとのこと。
自然を五感で感じ癒されながら憩いの森鉢形を歩きました。

竹林整備にトライ!多様性のある環境づくりに触れる

森の中を歩いた後は、NPO法人トチギ環境未来基地理事長の塚本竜也さんに竹の安全な切り
方を教えてもらいました。

ヘルメットを被り、腰にノコギリやナタを装着し、いざ竹を切りに!
この日切ったのはモウソウチクと呼ばれる竹。古い竹を見極め優先して切っていきます。

竹の幹に切れ込みをいれて・・・

パキキッという独特な音の後、周りの竹にぶつかりながらガサガサッと倒れていきます。

竹を倒した後は運びやすいように長さを調整。

枝も落としていきます。

竹を切った直後に歩いてみると分かるのですが、竹の枝が足にひっかかって動きづらい。
切ったまま放置するのは景観も良くないし、歩きづらいことを身にしみて感じました。

竹が生えていることが悪いのではなく、竹ばかりが生えていると日の光が遮られたり、他の植物
が生えるスペースが減ってしまったりします。

全部を切るのではなく整えて、多様性のある環境づくりを目指します。

今回竹を切った場所は、今後もタケノコをとったりもしたいので、竹を切る前にどういう場所にしたいのかを思い描くのも大事とのことでした。

竹を燃やして竹炭に!焼き芋を味わいながら森で過ごす

竹を切ったあとは地面に落ちている落ち葉を集めました。
文字通りの「落ち葉の絨毯」が敷かれていました。

集めた葉っぱは腐葉土にして畑の肥料にするとのこと。

また、切った竹も燃やして竹炭にすれば肥料として使えるそうです。自然にあるものを使用して、お野菜を育てる。資源の循環についても触れる機会となりました。

この日は竹を燃やしながら、焼き芋も用意。

ほくほくの焼き芋と、各自持参した昼食を食べました。

美味しいおにぎりを用意してくださった参加者の方もいました!

一人ではなく、みんなでワイワイとやることで満足感のあるひと時を過ごしました。

憩いの森鉢形では毎年4月にはタケノコ堀りの体験を実施しているとのこと。タケノコは甘いと評判だそうです!森で素敵なひと時を過ごしてみたい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

参加されたみなさんの声

  • 竹を切る機会が普段なかったのでとても新鮮でした。ありがとうございました。
  • 貴重な経験をさせていただきました。ただ実践をするよりも、座学→実践という流れがあったおかげで理解が非常に深まりました。
  • 森の管理はかなり大変で、どこから手をつけていいか、先がみえないのではないかと思ってしまっていましたが、今日参加させてもらい、午前中だけでも、30本は伐採できているかと思うので、やはり人数がいるパワーを感じました。